愛媛・三津浜アートの渡し
みなとまち三津浜、再生の暑い夏、
アートが、人・地域・未来を”渡し”ます。
-パンフレットより引用-
松山市三津浜の古い蔵を再生し「アート蔵」とした現代美術展の第4回目。今回は、アサヒ・アート・フェスティバル2005にも選出され、様々なイベントが開催されるようです。(詳細は、アートNPOカコアのHPでご確認お願い致します。) 展示の中心となっている「ART 蔵LOUNGE & CAFE」へ行ってきました。
昨年3月に開催された第1回目の展示では、三津浜界隈で撮影したビデオ・インスタレーション中心でアートNPOの作家さん達が地域密着で頑張っていたのですが、展示数が少なく、かつモニュメント的な作品もなく、少々見応えに欠けた内容でした。今回は、海岸・海をテーマとしたインスタレーションと絵画中心になり、より濃密な見応えのある展示に進歩していました。
まず蔵1階では、入口付近に骨組み(ワイヤーフレーム)だけの風車に観覧者が三津浜をイメージした色の毛糸を紡ぐ参加型のオブジェ作品、BlueBearArtProjectの「風花車」があり、蔵の壁には、海・港を抽象的にラフスケッチした藤岡勝利「days」、似顔絵バトル作品を並べた早崎雅巳「eKao-1/いい顔グランプリ」の絵画が展示されています。また古い蔵のイメージにあった茶箱を積み重ねた本棚もあり、暑い中、ラウンジの椅子に座り、絵画鑑賞やアート本の読書などでくつろげるようになっていました。(カフェとして、ビール、ソフトドリンク類の販売も行っていました。)
次に蔵2階へ階段を昇ると、藤田雅彦の「カスパーの檻」という蔵または舟に使われているような厚い木の板に海・波をイメージした青と白の岩絵具で彩色したインスタレーション作品があります。厚い木の重厚感を引き出した、この展覧会のモニュメント的な良作でした。(しかし、石牢の暗闇で育った少年、カスパー・ハウザーとの関連性は不明です。)
壁一面を使って展示しているオーガフミヒロ「蔵の中に観る海そして時間」の油絵は、両端に水を司る鳥人間を配置し、その間に上部が空、下部が海をイメージした白と青のツートンカラーで塗られた空間が広がっています。その空間は、一見すると単色に見えますが、良く見ると微妙に白色のところに青色が薄く影のように掛かり、独特なやわらかい雰囲気を醸し出していました。
BuleBearArtProjectのFOREST(森)とFOR REST(休息)を掛け合わせた造語「FOR2REST」は、蚊帳とソファーのインスタレーションで、まさしく夏の暑い日に休憩するにはぴったりの癒し系作品でした。
ART 蔵 LOUNGE & CAFE
残り会期 8/7(日)、14(日)、20(土)、21(日)
A.M.10~P.M.6 [21(日)はP.M.8まで]
入場無料


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